Rollei 35
1967年発売。カールツァイス テッサーT*40mm F3.5搭載。コンパクトカメラの流れを変えたドイツプロダクトの名作。
胸元の恋人
元祖高級コンパクトといえば、Rollei 35。ドイツの合理主義・機能主義的なバウハウスの流れを汲んだ設計やデザインを隅々まで堪能できる逸品です。
1967年発売されたRollei 35は名前の通り35mmのフィルムを使えるコンパクトカメラとして、コンパクトと云えばハーフ判が主流だった当時のカメラ市場で衝撃的なデビューを果たしました。
ドイツ製やシンガポール製がありますが、初期のドイツ製のものに関しては、ゴッセンの露出計、デッケルのコンパーシャッター、レンズはツァイスのテッサー(一部はシュナイダー製のクセナーレンズ)と高級なパーツがふんだんに使用されています。その分値段は当時のカメラの中ではかなり高価で、日本の大卒初任給が34,100円の時代に、Rollei 35は¥69,000円で発売されました。
後に廉価版のRollei B 35や、ゾナーのレンズが付いたRollei 35 Sなど、後継機種も多く発売されています。
目測レンズで使いこなすには慣れが必要ですが、距離感さえ掴めば軽快なピント合わせが可能で、アメリカのニューカラー派を代表する写真家、スティーブン・ショアは、写真集「American Surfaces」内で自身のロードトリップをRollei 35で撮影しています。
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